【画像引用の基本】写真やイラストを正しく引用するための書き方を徹底解説!

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【画像引用の基本】写真やイラストを正しく引用するための書き方を徹底解説!

「この画像、ブログに使いたいな」と一度は考えたことがあるブロガーがほとんどです。

シンジィ
シンジィ

著作権の問題に引っかかるではないかと不安を覚えるのにも無理はありません。

しかし、正しい画像引用の方法を知っていれば、安心して他人の画像も使えます。

この記事では、画像を引用する際の書き方をわかりやすく解説します。当記事を読めば、著作権を守りながら魅力的なコンテンツを作ることが可能です。ブログやレポート、論文など、場面ごとの具体的な引用例も紹介します。

画像引用の基礎知識

画像引用の基礎知識

引用とは、他人が作成した画像を自分の作品や記事に取り入れることです。ただし、著作権法を守る必要があります。

引用とは第三者の情報(文章や図表など)を利用すること

引用とは、簡単に言えば「借りる」ことです。友達の傘を借りるときに「〇〇さんの傘だよ」と言うのと同じように、画像を使うときも「これは〇〇さんの画像です」と開示します。

ブログで旅行記を書く際に、観光地の美しい風景写真を使いたくなったときのことを考えてみましょう。自分で撮影していない場合は、写真の撮影者や出典を明記する必要があります。「写真提供:〇〇観光協会」といった具合です。

引用には大きく分けて2種類あります。

シンジィ
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原文をそのまま使う直接引用と、内容を自分の言葉で要約する間接引用です。

どちらの場合も、元の情報源を明確に示すことが重要です。正しい引用を行うことで、読者は元の情報にアクセスできて、自身の記事の信頼性も高まります。

転載と引用の違い

「転載」と「引用」は、似ているようで大きな違いがあります。転載は作品をそのまま別の場所に掲載することです。引用は自分の作品の一部として、他人の作品を利用することです。それぞれの違いを理解することが、正しい利用方法の第一歩になります。

とある有名な写真家の作品を、自分のブログに載せたい場合を考えてみましょう。写真だけを記事にするのは「転載」になります。写真について自分の感想や解説を書き、補足として写真を使用するのは「引用」です。転載の場合は原則として著作権者の許可が必要ですが、引用の場合は一定の条件を満たせば許可なく利用できます

画像引用の書き方のルール

画像引用の書き方のルール

画像引用の書き方には、いくつかの重要なルールがあります。ルールを守ることで、著作権侵害を避けて、信頼性の高いコンテンツの作成が可能です。5つの基本的なルールについて詳しく説明します。

他人の著作物を引用する必然性がある

引用する際には、画像が本当に必要かどうかを考えることが大切です。「かわいい」「格好いい」といった理由だけでは不十分です。

シンジィ
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画像がなければ伝えたいことが伝わらない、といった場合に引用が認められます。

ある画家の絵画について批評を書く場合、絵画の画像を引用することは適切です。絵を見せずに文章だけで説明するよりも、実際の作品を見せた方が読者の理解は深まるからです。

単に記事を華やかにするために、有名な絵画を使用するのは適切ではありません。引用には常に明確な目的が必要です。「この画像がないと説明が難しい」と感じる場合にのみ、引用を検討しましょう。

引用部分が区別されている

引用部分が区別されている

引用した画像は、自分のオリジナルコンテンツと明確に区別する必要があります。

シンジィ
シンジィ

読者が引用とオリジナルの内容の区別をできるようにするためです。

画像の引用を区別する方法はいくつかあります。

最も一般的な方法は、画像の直後に引用元を明記することです。「出典:〇〇」や「画像提供:〇〇」といった形で記載します。読者は画像が引用であることを即座に理解できます。引用した画像に枠線を付けるなどの方法もあります。

出所が明示されている

引用した画像の出所を明確に示すことは、著作権法で定められた重要なルールです。出所を明示することで原著作者への敬意を示すとともに、読者が元の情報源を確認できます。出所の明示には、以下のような情報を含めましょう。

  • 著作者名(個人名や団体名)
  • 作品名やタイトル
  • 公開年
  • ウェブサイトのURL(オンライン画像の場合)
  • 書籍名や出版社、ページ数(書籍から引用する場合)

ウェブサイトから画像を引用した場合は、以下のような形で出所を明示しましょう。

出典:山田太郎「美しい富士山の風景」(2023年) https://www.example.com/fuji-photo

上記のように明確に出所を示すことで著作権法を遵守し、同時に読者に対して信頼性の高い情報を提供できます。

主従関係が明確である

主従関係が明確である

引用する際には自分のオリジナルコンテンツが主で、引用部分が従であることを明確にしなければなりません。引用した画像はあくまでも補足的な役割を果たすべきで、記事の主要な部分を占めてはいけません。

1,000字の記事に対しては、1〜2枚程度の画像の引用が適切です。短い説明文だけで10枚以上の画像を引用することは不適切です。引用画像の数や大きさは、記事の全体的なバランスを考慮して決めましょう。

引用した画像に対して、十分な解説や分析を加えることも重要です。アートの記事で絵画を引用する場合、単に画像を掲載するだけでは問題があります。絵画の特徴や歴史的背景、自身の解釈などを詳しく説明することで引用の妥当性が高まります。

著作物の改変をしない

引用した画像を改変することは、原則禁止です。著作者の権利を守り、作品の完全性を維持するためです。改変には画像のトリミングや色調の変更、文字やイラストの追加なども含まれます。

風景写真を引用する場合は、写真の一部分だけを切り取って使用したり、モノクロに変更したりすることは避けるべきです。写真に自分でテキストやイラストを追加することも適切ではありません。

ただし、技術的な理由で最小限の変更が必要な場合もあります。ウェブサイトのレイアウトに合わせてサイズを調整する程度の変更は許容される場合が多いです。ただし、元の画像の本質的な特徴を損なわないよう注意してください。

もし画像の改変が必要な場合は、事前に著作権者の許可を得ると安全です。許可を得た上で改変を行い、その旨を明記することで適切に引用できます。

【パターン別】画像引用の書き方

【パターン別】画像引用の書き方

画像引用の書き方は、使用する場面によって少し異なります。ブログやウェブサイト、レポート、学術論文など、それぞれの状況に応じて適切に引用を明記しましょう。各パターンごとの具体的な引用方法を解説します。パターン別の引用方法をマスターすれば、どんな場面でも自信を持って画像の引用が可能です。

ブログ

ブログでの画像引用は読者の興味を引き、内容を視覚的に補完する重要な役割を果たします。以下はブログにおける画像引用の具体的な方法です。

  • 画像の下に出典を明記する
  • 引用画像に枠線を付ける
  • 引用部分と本文を区別する
  • 画像の数は必要最小限に留める
  • 著作権に十分注意を払う

旅行ブログで観光地の写真を使う場合「画像提供:〇〇観光協会」と明記します。枠線を付けると、読者に「引用画像」であることが伝わりやすいです。1記事に2~3枚程度の画像の使用が適切です。

シンジィ
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ブログの魅力を高めつつ、ルールを守って引用しましょう。


» もう迷わない!ブログの書き方の基礎・応用

ウェブサイト

ウェブサイト

ウェブサイトにおける画像引用はブログと似ていますが、より厳格なルールが求められます。会社や組織のウェブサイトでは専門性や信頼性が重要だからです。引用方法を守り、サイトの品質を高めましょう。ウェブサイトの画像引用のポイントは以下のとおりです。

  • 画像の近くに出典を明記する
  • リンク先のURLを記載する
  • 画像の説明文を追加する
  • 引用画像の品質に注意する
  • 商用利用の可否を確認する

製品紹介ページで使用する画像には「出典:〇〇株式会社公式サイト (URL)」と記載します。画像の説明文を追加すると、検索エンジンにも認識されやすくなります。商用利用が可能な画像を選ぶことが大切です。画質の良い画像を使用し、ウェブサイトの見た目を損なわないように気をつけましょう。

レポート

レポートにおける画像引用は、学術的な正確さが求められます。

シンジィ
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適切な引用により、レポートの信頼性が高まります

画像を効果的に使い、内容を補強しましょう。レポートの画像引用の注意点は以下のとおりです。

  • 図表番号を付ける
  • キャプションを追加する
  • 出典を明記する
  • 本文で画像に言及する
  • 引用した理由を説明する

環境問題のレポートで使う図表には「図1:世界の平均気温の推移 (出典:気象庁 2023年報告書)」と記載します。本文で「図1に示すとおり~」と言及し、図表を使った理由を説明します。画像は議論を支える証拠として使用し、単なる装飾にならないように気をつけましょう。

学術論文

学術論文における画像引用は、最も厳格なルールが適用されます。

シンジィ
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正確性と再現性が重視されるため、細心の注意が必要です。

適切な引用は論文の信頼性を高め、研究成果の価値を向上させます。学術論文の画像引用のルールは以下のとおりです。

  • 図表番号とタイトルを付ける
  • 引用元を明記する
  • 参考文献リストに記載する
  • 許可が必要な場合は取得する
  • 画像の品質を確保する

医学論文で使用する画像には「図1:ヒト赤血球の電子顕微鏡写真 (Smith et al., 2022)」などと記載します。参考文献リストに著者名と論文の詳細情報を掲載します。学術誌から画像を引用する場合、出版社の許可が必要です。高解像度の画像を使用し、データの可視性も確保しましょう。

画像を引用するときのポイント

画像を引用するときのポイント

画像引用の書き方には細かい注意点がたくさんあります。ルールを押さえて適切に引用してください。著作権を尊重しつつ、読者に価値ある情報をしましょう。作者に直接許可をもらえるとベストです。画像の種類別の引用ポイントを紹介します。

写真画像の場合

写真画像を引用する時は、撮影者の権利を大切にしましょう。引用のルールを守り、写真の良さを損なわないことが大切です。写真は目で見てわかる情報を伝える強い味方になります。写真を引用するときのコツをいくつか紹介します。

撮影した方の名前や撮影年を必ず記載しましょう。写真にタイトルを付けると、どのような写真なのかがすぐにわかります。風景写真を使うときは「富士山の夜明け(撮影:山田太郎、2023年)」のように書きます。

写真を切り取って使うことは避けるべきです。写真全体を使うことで、撮影者の意図を尊重できます。きれいな写真を使うことも大切です。ぼやけた写真や小さすぎる写真は避けましょう。高画質の写真を選ぶと、記事やレポートの質が上がります。

イラスト画像の場合

イラスト画像を引用する際も、作者の個性を大切にしましょう。イラストも、写真と同様に作者の思いがたくさん込められています。イラストを使う時のポイントをいくつか紹介します。

作者の名前とイラストの名前、制作年を書いてください。キャラクターのイラストを使うときは「ねこ侍 (作:鈴木花子、2022年)」のように書きます。

シンジィ
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イラストの色や形を無断で変えるのは絶対に避けましょう。

作者の思いを尊重するためです。イラストの良さを活かしながら正しく引用すれば、記事の質がぐんと上がります。

画像引用の書き方についてよくある質問

画像引用の書き方についてよくある質問

画像引用の書き方についてよくある質問に回答しました。正しい知識を身に付けることで、安心して画像を活用できます。著作権を守りつつ、魅力的なコンテンツを作るための参考にしてください。

無料画像サイトの写真は引用できる?

無料画像サイトの写真は、一般的に引用可能です。ただし、サイトごとに利用規約が異なるため、事前の確認が必要です。無料画像サイトの写真を上手に使えば、コストをかけずにブログや記事の見た目を良くできます。無料画像サイトの写真を使用する際の、他の注意点は以下のとおりです。

  • 出典元を明記する
  • 商用利用の可否を確認する
  • 改変の制限を確認する
  • ライセンス表記を忘れない

無料画像サイトPixabayの写真を使用する場合は「Image by [作者名] from Pixabay」と記載します。Unsplashであれば「Photo by [作者名] on Unsplash」になります。商用利用の可否や、写真の改変が許可されているかも確認しましょう。

許諾を得た画像はどのように引用する?

許諾を得た画像はどのように引用する?

著作者から直接許可を得た際の画像の引用方法を紹介します。

シンジィ
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許可を得たからと、好き勝手に使って良いわけではありません。

適切な引用方法を守り、著作者の意図を尊重しましょう。許諾を得た画像を引用する際のポイントは以下のとおりです。

  • 許可の範囲内で使用する
  • 著作者名を明記する
  • 使用目的を示す
  • 改変の有無を記載する
  • 許可を得た日付を記す

個人の写真家から風景写真を借りた場合「写真提供:山田太郎氏 (2023年8月15日許可取得)」と記載します。使用目的が限定されている場合は「本記事での使用のみ許可」などと付け加えます。改変を行った場合は「一部トリミングあり」と明記しましょう。著作者の意図を尊重し、信頼関係を築くことが大切です。

SNSの画像は引用してもいい?

一般的に、SNSに投稿された画像にも著作権があります。プラットフォームごとに規約が異なるため、都度の確認が必要です。SNSの画像を適切に引用すれば、最新のトレンドを反映した記事が作れます。

シンジィ
シンジィ

SNSの画像を引用する際の注意点は以下のとおりです。

  • 投稿者の許可を得る
  • プラットフォームの規約を確認する
  • 出典元を明記する
  • 個人情報に配慮する
  • 埋め込み機能を利用する

Twitterの投稿を引用する場合、埋め込み機能を使うと安全です。Instagram投稿を使用する際は「Photo by @username on Instagram」と記載します。Instagramの方が著作権に厳しく、投稿者の許可も必要です。

まとめ

まとめ

著作権を尊重し、出典を明記することは正しいコンテンツ作りに不可欠です。ブログやウェブサイト、レポート、論文など、場面に応じて適切に引用方法を使い分けましょう。写真やイラストの特性を理解し、正しく扱うことで、視覚的に豊かな表現ができます。

当記事で解説した、適切な画像引用の書き方を参考にして、読者に価値ある情報を提供しましょう。
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